Castellanoと中南米スペイン語の違い(2)

実は、グアテマラなど中米諸国や、アルゼンチン、パラグアイなどでは、vosotorsを使わないくせに vos というのがあります。

これは、tu と同じく二人称単数で使うものですが、tu よりもさらに仲がよい、くだけた間柄で使われます。また、かしこまっていないシチュエーションで、同世代(若い世代)同士なら、知らない人でもいきなり使うことがあります。(例えば、タクシーの運転手さんが、道路工事していた同世代ぐらいの兄ちゃんに、「ちょっと、この辺りに〜っていうとこ、ある?」と話しかけるような場合)

グアテマラでは、主に男同士で使うもので、男性と女性の間で使うときは、かなり仲がよい間柄、いわゆる「できている」(笑)という関係か、もしくは男同士の付き合いみたいに気さくで仲がよい関係の時だけ使われ、女性同士で使うのは珍しいようです。他の国ではどうなのか、具体的に知らないのですが、昔、日本で知り合いになったアルゼンチンの女性には、vos で話しかけられた記憶があるので、アルゼンチンでは女性同士でも使うのかもしれません。

また、国によっては、どちらかというと下層階級で使われるという傾向もあるようです。

こういうシチュエーションで使われる人称ですから、一般に日本人が旅行中や、出張中にいきなり話しかけるときに使われることはないし、こちらから使う必要もないので、特に勉強する必要もないし、まぁ、気にしないでいいです。

ちなみに、動詞の活用は、tener が tenés、querer が querés という具合で、tu の時の tienes, quieres のように、tie、quie となりません。ぱっと聞いた感じでは「訛ってる?」という程度の違いなので、tu の活用が分かるようになっていれば、聞き取れるでしょう。

vosotros は、元々は vos otros だったそうなので、中南米でvosotros がなくなって、vos だけが残り、逆にスペインで vosotros が残って、vos が使われなくなっているというのが興味深いです。言葉は、時代によって地域ごとに変化していくものですね。

スペイン語学習のポイント

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