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スペインと中南米の単語や言い回しの違いは、数え切れないほどあります。さらに、中南米諸国の間でも、語彙の違いはたくさん。食べ物や衣服など、生活に密着した語彙ほど、違いが多いです。
辞書には、中南米で使われるということを示す(ラ米)という表示がついていることがありますが、あれだけ広範囲に広がる沢山の国を「ラ米」と一くくりに考えてしまってはいけません。(笑)
地理的に離れている国で使われている語彙が違うのは予想できますが、隣同士の国でも違う表現は多々あります。
ラテンアメリカ出身の友人が
「それぞれが、本当に自分の国で話している風にしゃべりだしたら、全く通じないだろう」とか
「同じスペイン語が通じるといっても、同じ国の人と話すときみたいに、完全に自分の言葉で話しているのではない」と言ってました。
日本に住んでいるスペイン語圏の人同士で話す場合でも、別の国の人だから、なるべくスラングなどを入れずにという配慮をお互いにしているようです。
日本でも、地方によって方言がかなり異なることを見れば、もっと範囲も広く、国も違うのですから、それぞれに違う言い回しが沢山あっても当然ですね。
ただ、違うのは、日本の各地方で方言を話す人は、自分達が使っている言葉をこよなく愛し、方言で話せるのが一番落ち着くという感情がありながらも、それが方言であること、スタンダードな日本語は、NHKなどで話されている日本語であるという自覚があるのに比べて、彼らのそれぞれが「自分のところが、スタンダード!」と思っているフシがあるところでしょう。(笑)
私は、勉強し始めてから10年以上は、主にスペイン人の先生に習ってきたので、初めは「スペインのスペイン語こそが正統派」と思っていました。そして、ラテンアメリカの人もそう思っているのではないかとか、スペインに憧れているのではないかという「錯覚」をしていました。(笑)
そういう方も中にはいるのかも知れませんが、一般には当てはまりません。それは、植民地時代的な、奢った考え方といってもいいでしょう。
みんな、自分の国を愛していますし、スペイン語も自分のところで話しているのがいいと思っていますから。
それで、どうなるかというと、自分に馴染みのない言葉を使われると
「あ〜、それ。ボクらは、○○って言うんだよね。」という感じで、直しにかかってきます。(笑)
または「それ、何?」という顔をされて、言い換えるなり、説明するハメに陥ります。
こういう語彙の違いをいちいち勉強しだすとキリがないし、辞書にもないものもあるので、その都度「へ〜。そうなんだ。」と違いを楽しみながら、覚えていかれるといいですね。
同時に、それぞれの国の言葉や文化を尊重するという立場で彼らに接していくのが、仲良くなれる秘訣でもあると思います。
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